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外車は壊れるは本当か?中古市場の意外な実態
「外車は壊れやすい」——これは、日本でよく聞かれるイメージだ。特に中古車市場では、「輸入車はすぐ故障する」「修理費が高い」という話がまことしやかに語られる。しかし、本当に外車は壊れやすいのか? 実は、昔のイメージが今も残っているだけで、現代の外車は技術の進歩によって以前よりもはるかに信頼性が向上しているのです。
高級車は基本的に価値が下がる?
まず大前提として、新車の高級車は基本的に購入した瞬間から価値が下がる。これは「減価償却」という考え方によるもので、新車価格のうち相当部分はディーラーの利益や税金、登録費用などが含まれているためだ。
例えば、新車で1,000万円の高級車を購入した場合、3年後の買取価格は500万円前後になることが多い。特に一般的なブランドの高級車(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディなど)は、新車の価値が落ちやすく、中古市場では比較的安価に手に入ることが多い。しかし、すべての高級車が価値を失うわけではないのです。
なぜ「外車は壊れやすい」と言われるのか?
① 過去の品質問題と日本車との比較
1970〜1990年代、欧州車やアメリカ車は、部品の耐久性や品質管理の点で日本車に劣る部分があった。当時の日本車は耐久性に優れ、「10万kmは余裕」と言われるほど品質が高かった。一方、外車は電装系や足回りが弱く、こまめなメンテナンスが必要なモデルも多かった。この時期の印象が強く残り、今でも「外車は壊れやすい」というイメージが根強く残っている。
② メンテナンス不足の中古車が流通している
外車は基本的に定期的なメンテナンスが前提の設計になっている。例えば、ドイツ車のBMWやメルセデス・ベンツは、オイル交換や定期点検をしっかり行えば長持ちするが、メンテナンスを怠ると故障しやすくなる。しかし、中古市場に出回る外車の中には、前オーナーが適切なメンテナンスをしていなかった車も多い。そのため、「壊れやすい」という評価につながっている。
③ 修理費用が高い
日本車と比べて、外車の修理費用は高くなりがちだ。これは、部品が国内に常備されておらず、取り寄せに時間と費用がかかるため。また、輸入車専門の修理工場での作業が必要になるケースもあり、工賃も高額になりやすい。ただし、最近では社外品の部品も増え、修理費用を抑える方法も出てきている。
現代の外車は本当に壊れやすいのか?
① ドイツ車(メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン)
近年のドイツ車は、日本車と同等の耐久性を持つモデルも多い。例えば、メルセデス・ベンツのEクラスやBMWの5シリーズは、適切なメンテナンスをすれば20万km以上走ることも可能。ただし、電子部品のトラブルは一定数報告されており、バッテリーやセンサー系の故障は比較的発生しやすい。
② スウェーデン車(ボルボ)
ボルボは安全性と耐久性に優れ、「走行距離30万km超えも珍しくない」と言われるほど。部品の供給も安定してきており、昔よりも維持しやすくなっている。
③ イタリア車・フランス車
フィアットやルノー、プジョーは、かつては「電装系が弱い」と言われていたが、近年は大幅に改善。ただし、日本に正規ディーラーが少ないため、修理対応が遅くなることがある。
中古の外車を買うときのポイント
① メンテナンス履歴を確認する
・定期的にオイル交換や点検をしていたかどうかが重要。
・整備記録(点検整備簿)がある車を選ぶと安心。
② 走行距離と年式のバランスを考える
・低走行すぎる車は、長期間放置されていた可能性があるので注意。
・走行距離5万〜10万kmくらいの車は、適度に走っていてエンジンの調子が良いことが多い。
③ 部品の流通状況を確認
・修理の際に純正部品がすぐに手に入るかチェック。
・メジャーな輸入車(BMW、メルセデス、フォルクスワーゲンなど)は部品が手に入りやすい。
④ 購入後の維持費を考える
・外車は定期的なメンテナンスが必要なので、年間10万〜20万円程度の維持費を見積もっておくと安心。
・「外車専門の整備工場」を見つけておくと、ディーラーより安くメンテナンスできる。
まとめ:外車は本当に壊れやすいのか?
「外車は壊れやすい」は、半分正しく、半分誤解。
・以前の外車は、日本車に比べて故障しやすい部分があったが、現在は品質が大幅に向上。
・ただし、メンテナンスを怠ると壊れやすいのは事実。 定期的な整備をすれば長く乗れる。
・中古市場では、メンテナンス履歴がしっかりした車を選べば、コストを抑えて外車を楽しめる。
・修理費や部品代が高額になりがちなので、維持費を考慮して購入することが大切。
結局のところ、外車は、適切に選び、しっかりメンテナンスすれば日本車と同じように長く乗れます。中古市場の意外な実態を知れば、外車の魅力をもっと楽しめるかもしれないですね。